「屋根裏から大きな足音がする」
「ハクビシンらしき動物を見かけた」
「駆除業者に依頼したいけれど、いくらかかるのか分からなくて不安」
このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
ハクビシン駆除の費用は、建物の広さや構造、被害状況、侵入口の数、清掃・消毒の必要性などによって大きく変わります。
そのため、「ハクビシン駆除は一律○万円」と判断するのは適切ではありません。
この記事では、一般社団法人 害獣駆除士認定協会が、公開されている施工データや公的機関の情報などを参考にしながら、ハクビシン駆除の料金相場と見積もりで確認したいポイントをわかりやすく解説します。
※実際の費用は建物・被害状況・施工会社によって異なります。記載金額は料金を保証するものではありません。
1ハクビシン駆除の費用相場
ハクビシン駆除には、全国共通の公定価格があるわけではありません。
インターネット上では10万円~30万円程度を目安として紹介している害獣駆除事業者・情報サイトが複数ありますが、実際にはそれより安いケースも高いケースもあります。
例えば、害獣駆除サービス「害獣駆除110番」が公開している施工データでは、ハクビシン駆除の平均費用は206,362円とされています。
また、「アズサポート」が2025年2月~2026年1月の施工224件を集計したデータでは、15万円~25万円の価格帯が多いとしています。
ただし、これらは各事業者の施工データであり、日本全国すべてのハクビシン駆除料金を示す統計ではありません。
この記事の要点
・ハクビシン駆除に全国一律の料金はない
・公開されている事業者データでは15万~25万円程度や平均約20万円という例がある
・被害範囲や侵入口の数によって費用が変わる
・追い出しだけか、再侵入防止まで行うかでも料金が変わる
・見積もりでは総額だけでなく施工内容を確認する
・極端に安い広告料金だけで業者を決めない
2ハクビシン駆除の料金に差がある理由
ハクビシン対策は、単純に動物を追い出して終了するとは限りません。
状況に応じて、
・現地調査
・侵入経路の特定
・ハクビシンの追い出し
・侵入口の封鎖
・糞尿の清掃
・必要に応じた消毒
・再侵入防止対策
などが必要になる場合があります。
必要な施工が増えるほど、作業時間・材料・人員などが増えるため、料金にも差が生じます。
3ハクビシン駆除の費用を左右する6つのポイント
① 被害範囲
被害が一部分なのか、屋根裏全体なのかによって作業量が変わります。
長期間侵入されている場合には、糞尿が複数箇所に蓄積している可能性もあります。
② 建物の広さ
建物が大きくなれば、調査・施工範囲が広くなる場合があります。
屋根裏、床下、建物外周など複数箇所の確認が必要になるケースもあります。
③ 侵入口の数
侵入口が1箇所なのか、屋根・軒下・建物の隙間など複数箇所なのかによって、封鎖に必要な材料や作業時間が変わります。
④ 作業場所と施工難易度
屋根などの高所で施工する場合、安全確保のための設備や追加作業が必要になることがあります。
高所作業費や足場費が必要になる場合は、見積もりで確認しましょう。
⑤ 糞尿による汚染状況
ハクビシンは同じ場所に繰り返し排泄する「ため糞」をすることがあります。
糞尿が蓄積している場合、追い出しとは別に清掃などが必要になる可能性があります。
⑥ 再侵入防止工事の範囲
追い出した後も侵入口が残っていれば、再び侵入される可能性があります。
そのため「追い出し料金だけなのか」「侵入口封鎖まで含まれているのか」を確認することが重要です。
4「ハクビシン駆除○○円~」だけで判断しない
インターネットでは、
「○○円~」
「格安○○円」
などの広告を見かけることがあります。
しかし、表示された最低料金だけで実際の施工総額を判断することはできません。
国民生活センターも、害虫・害獣などの駆除サービスについて、ウェブ広告の料金と実際の請求額が大きく異なるトラブルに注意を呼びかけています。
安い料金を見つけた場合も、
「その料金には何の作業が含まれているのか?」
を確認することが重要です。
5ハクビシン駆除の見積もりで確認したい7項目
見積もりでは、次の7項目を確認しましょう。
① 現地調査
どこまで調査したのか。
② 追い出し作業
どのような方法で追い出すのか。
③ 侵入口の封鎖
何箇所を、どのような材料・方法で施工するのか。
④ 糞尿の清掃
清掃費用が含まれているのか。
⑤ 消毒などの作業
必要性と施工範囲が説明されているか。
⑥ 追加料金
施工後に追加料金が発生する可能性と、その条件。
⑦ 保証・アフターフォロー
保証期間だけでなく、保証対象・再侵入時の対応・対象外となる条件まで確認しましょう。
6見積もりは「総額」ではなく「施工内容」で比較する
例えば、
A社:150,000円
B社:220,000円
だったとします。
金額だけならA社が安く見えます。
しかし、
A社:追い出し作業のみ
B社:追い出し+侵入口封鎖+糞清掃+必要な衛生処理
という内容なら、単純に「A社の方が7万円安い」とは比較できません。
大切なのは、
「何を、どこまで施工して、その金額なのか」
です。
見積書では総額だけでなく、施工範囲と作業内容を確認してください。
7ハクビシン駆除費用を抑えるポイント
被害が広がると、清掃や侵入口封鎖などの施工範囲も広くなる可能性があります。
屋根裏から大きな足音がする、糞尿のような臭いがするといった異変に気づいた場合には、早めに状況を確認することが大切です。
また、緊急性が高くない場合には複数社から見積もりを取る方法があります。
比較するのは料金だけではありません。
・調査内容
・施工内容
・侵入口対策
・追加料金
・保証条件
まで比較しましょう。
国民生活センターも、駆除サービスについて複数社から見積もりを取って比較・検討するよう案内しています。
8高額な見積もりが出た場合の対処方法
高額な見積もりが提示された場合には、
「なぜこの金額になるのか」
「どの施工にいくら必要なのか」
「追加料金は発生するのか」
を確認してください。
説明を受けても納得できない場合は、別の業者から見積もりを取ることも選択肢です。
国民生活センターでは、広告表示額と実際の請求額が大きく異なるケースなどについて注意喚起しています。
消費者トラブルで困った場合には、消費者ホットライン「188」に相談できます。
9ハクビシンを自分で駆除すれば安くなる?
市販の忌避用品などを使用して、ハクビシンを住宅から遠ざける方法が考えられる場合もあります。
しかし、ハクビシンは野生鳥獣であり、捕獲や殺傷については鳥獣保護管理法による規制があります。
「自分の家に入ったから自由に捕獲してよい」というわけではありません。
また、追い出せても侵入口が残っていれば再侵入する可能性があります。
法律上の注意点や自分でできる範囲については、こちらの記事で詳しく解説しています。
↓↓↓ハクビシンは自分で追い出せる?法律上の注意点と対処方法↓↓↓
画像をクリック、もしくは下記のURLから見れます。
10まとめ|ハクビシン駆除は料金と施工内容をセットで確認
ハクビシン駆除の費用は一律ではありません。
料金を左右する主なポイントは、
・被害範囲
・建物の広さ
・侵入口の数
・施工場所
・糞尿などの汚染状況
・再侵入防止工事
などです。
インターネット上の「○○円~」という最低料金だけでは、実際の施工総額を判断できません。
見積もりを受け取ったら、
「何を、どこまで施工する料金なのか」
を確認することが重要です。
一般社団法人 害獣駆除士認定協会では、害獣被害でお困りの方が適切な判断をできるよう、ハクビシン・ネズミ・アライグマ・コウモリ・イタチなどに関する情報を発信しています。
ハクビシンらしき足音や糞、侵入の痕跡などでお困りの場合は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q.ハクビシン駆除はいくらくらいかかりますか?
全国共通の公定価格はありません。公開されている民間事業者の施工データでは、15万~25万円程度の価格帯が多いという例や、平均約20万円という例があります。ただし、建物や被害状況によって大きく異なります。
Q.見積もりが30万円を超えたら高すぎますか?
金額だけでは判断できません。被害範囲、建物の大きさ、侵入口、高所作業、清掃、封鎖工事などの施工内容を確認してください。
Q.一番安い業者を選べば大丈夫ですか?
必ずしもそうとは限りません。「追い出しのみ」と「追い出し+侵入口封鎖+清掃」では施工内容が異なります。
Q.追い出すだけではダメですか?
侵入口が残っている場合には再侵入する可能性があります。侵入経路を確認し、必要な対策を検討することが重要です。
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参考資料・情報源
・環境省「鳥獣保護管理法」
・独立行政法人 国民生活センター「害虫・害獣駆除に関する消費者トラブル」
・害獣駆除110番 公開施工データ
・アズサポート 公開施工データ
※料金に関する数値は各事業者が公開している施工データ等を参考にしたもので、一般社団法人 害獣駆除士認定協会が全国の施工料金を独自調査した結果ではありません。
