「夜中になると屋根裏からドタドタ音がする」「天井の上を何かが走り回っているような音がする」「昼間は静かなのに、夜になると毎日のように物音がする」
このような音が聞こえると、
「屋根裏にハクビシンがいるのでは?」
と心配になる方も多いのではないでしょうか。
ハクビシンは夜行性の動物で、住宅の屋根裏などへ侵入することがあります。
屋根裏へ侵入している場合、移動する際の足音や物に触れる音などによって、住人が存在に気づくことがあります。
ただし、屋根裏から聞こえる音の原因はハクビシンだけではありません。
ネズミ・アライグマ・イタチなど、住宅へ侵入する別の動物である可能性もあります。
そのため、足音だけでハクビシンと断定することはできません。
この記事では、一般社団法人 害獣駆除士認定協会が、ハクビシンの足音の特徴、音が聞こえやすい時間帯、他の動物との違い、屋根裏から音がしたときに確認したいポイントについて解説します。
1ハクビシンの足音はどんな音?
ハクビシンが屋根裏を移動している場合、
「ドタドタ」
「バタバタ」
「ゴソゴソ」
といった、何かが動き回っているような音として感じることがあります。
ただし、これらはあくまで聞こえ方を表現したものです。
建物の構造、天井材、断熱材の種類、動物がいる位置などによって、実際の音の聞こえ方は大きく変わります。
そのため、
「ドタドタ聞こえたからハクビシン」
と音だけで判断することはできません。
重要なのは、音の大きさだけではなく、
・何時ごろ音がするか
・どこから聞こえるか
・どのように移動しているか
・毎日繰り返しているか
・糞や臭いなど他の痕跡があるか
を確認することです。

2ハクビシンの足音は夜中に聞こえやすい?
ハクビシンは主に夜間に活動する動物です。
そのため住宅に侵入している場合、夜になってから屋根裏の物音に気づくことがあります。
例えば、
「寝ようとすると天井から音がする」
「深夜になると屋根裏を走るような音がする」
「夜はうるさいのに朝になると静かになる」
といったケースです。
さらに、夜は住宅内や周辺環境が静かになるため、小さな物音でも昼間より気づきやすくなります。
毎晩同じ時間に音がする場合は?
毎日似た時間帯に物音がする場合には、
時間を記録しておくことをおすすめします。
例えば、
「21時30分ごろ」
「深夜1時ごろ」
「明け方4時ごろ」
などです。
数日間記録すると、活動時間の傾向が分かる場合があります。
スマートフォンに、
日付・時間・場所・音の種類
を記録しておくと、専門業者へ相談する際にも状況を伝えやすくなります。

3屋根裏から聞こえるのは足音だけではない
屋根裏に動物が侵入している場合、聞こえるのは歩いたり走ったりする音だけとは限りません。
例えば、
ゴソゴソ・ガサガサ
断熱材などに触れたり、その上を移動したりすることで物音が発生する場合があります。
ドン・バタン
動物が移動した際の振動などが、天井を通して大きく聞こえることがあります。
鳴き声
動物の種類や状況によっては、屋根裏から鳴き声が聞こえる場合もあります。
つまり、
「屋根裏から変な音がする=足音だけを探せばいい」
というわけではありません。
いつ、どこから、どのような音が聞こえるのかを確認することが重要です。
4ネズミ・アライグマ・イタチの足音との違いは?
屋根裏から音がするときに難しいのが、**「何の動物なのか」**という判断です。
住宅にはハクビシン以外にも、ネズミ・アライグマ・イタチなどが侵入する場合があります。
一般的には、小型のネズミと比較すると、ハクビシンやアライグマのような中型の動物が移動した際には、より重量感のある物音として感じる可能性があります。
しかし、これも絶対的な判断基準ではありません。
音だけで動物を特定するのは難しい
例えば、
「カリカリ=ネズミ」
「ドタドタ=ハクビシン」
と単純に判断することはできません。
天井の薄さや建物の構造によって、小さな動物の音が大きく響くこともあります。
反対に、断熱材の上などを移動していれば、中型の動物でも音が小さく感じられる場合があります。
そのため動物を判断する際は、
足音+糞+足跡+毛+臭い+侵入口
など、複数の痕跡を確認することが大切です。

5足音と一緒に確認したい5つのサイン
屋根裏から足音がする場合には、次のような痕跡がないか確認します。
① 糞
屋根裏に動物の糞がないか確認します。
ハクビシンには同じ場所やその周辺を排泄場所として利用する「ため糞」と呼ばれる習性があります。
糞についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【ハクビシンの糞の特徴は?見分け方と見つけた場合の対処方法】
↓↓↓画像をクリック↓↓↓
② 臭い
糞尿が蓄積すると、天井付近などから異臭を感じる場合があります。
③ 天井のシミ
屋根裏の糞尿などが原因となり、天井材にシミや変色が生じる可能性があります。
ただし、雨漏りや配管からの漏水などでもシミは発生するため、原因確認が必要です。
④ 足跡・体毛
屋根裏や侵入口周辺に足跡や毛などが残っている場合があります。
⑤ 侵入口
軒下・屋根周辺・通気口など、建物に侵入できる場所がないか確認します。
屋根裏にいるサイン全般はこちらの記事でも解説しています。
【屋根裏にハクビシンがいるサイン|足音・糞・臭いを解説】
↓↓↓画像をクリック↓↓↓
6夜中に屋根裏から足音がしたらどうする?
夜中に突然、
「ドタドタドタ……」
と聞こえても、慌てて屋根裏へ入る必要はありません。
まずは安全な場所から状況を確認します。
① 音がした時間を記録する
何時ごろから始まり、どのくらい続いたのか記録します。
② 音がする場所を確認する
「寝室の真上」
「2階の廊下付近」
「屋根の端の方」
など、おおよその位置を記録します。
③ 音を録音する
可能であればスマートフォンなどで録音しておきます。
必ずしも音だけで動物を特定できるわけではありませんが、相談時の参考資料になります。
④ 建物の外側を確認する
明るい時間帯に、地上から安全に確認できる範囲で、
・軒下
・屋根周辺
・通気口
・外壁の破損
などがないか確認します。
⑤ 無理に屋根裏へ入らない
屋根裏は足場が悪く、天井を踏み抜いたり、釘や配線などでけがをしたりする危険があります。
高所へ登って屋根を確認することも避け、安全に確認できない場合は専門業者へ相談してください。

7足音が突然しなくなったらハクビシンはいなくなった?
数日間続いていた物音が突然なくなると、
「もう出ていったから大丈夫」
と思うかもしれません。
しかし、音がしなくなったという理由だけで、建物内に動物がいないとは判断できません。
活動する時間帯が変わった可能性や、音が聞こえにくい場所へ移動している可能性も考えられます。
確認したいのは、
・新しい糞が増えていないか
・臭いが続いていないか
・侵入口が残っていないか
・再び夜間に音がしないか
などです。
特に、侵入口が残ったままであれば、再侵入される可能性もあります。
「音がなくなった=解決した」ではなく、侵入経路まで確認することが重要です。
8侵入口を見つけてもすぐに塞がない
9ハクビシンの足音についてよくある質問
Q.ハクビシンの足音は「ドタドタ」と聞こえますか?
そのように感じる場合はありますが、建物の構造や動物の位置などによって聞こえ方は変わります。「ドタドタ」という音だけでハクビシンと断定することはできません。
Q.夜中だけ屋根裏から音がします。ハクビシンですか?
ハクビシンは主に夜間に活動するため可能性の一つですが、ネズミやアライグマなど別の動物の場合もあります。
Q.毎晩同じような時間に音がします。
音がする時間・場所・音の種類を数日間記録しておくと、状況を把握する材料になります。糞や臭い、侵入口など他の痕跡も確認しましょう。
Q.屋根裏から音がしたら自分で捕まえていいですか?
自己判断での捕獲は避けてください。ハクビシンは鳥獣保護管理法の対象となる野生鳥獣で、野生鳥獣の捕獲等は原則禁止され、被害防止目的などの場合には法令に基づく許可制度があります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
【ハクビシンは自分で追い出せる?法律上の注意点と対処方法】
↓↓↓画像をクリック↓↓↓
Q.専門業者へ相談するといくらくらいかかりますか?
建物の構造、被害範囲、侵入口の数、糞尿の状態、再侵入防止工事などによって変わるため、音だけでは判断できません。
費用についてはこちらで詳しく解説しています。
【ハクビシン駆除の費用はいくら?料金相場と見積もりのポイント】
↓↓↓画像をクリック↓↓↓
10まとめ|夜中の屋根裏の足音は「音+痕跡」で確認する
ハクビシンが屋根裏へ侵入している場合、夜間に、
「ドタドタ」
「バタバタ」
「ゴソゴソ」
といった物音として気づくことがあります。
しかし、音だけでハクビシンと断定することはできません。
屋根裏にはネズミ・アライグマ・イタチなど別の動物が侵入することもあります。
そのため、
「何時に音がするのか」
+
「どこから聞こえるのか」
+
「糞や臭いはあるか」
+
「足跡や毛はないか」
+
「侵入口はあるか」
という複数の情報から判断することが重要です。
特に、夜中に毎日のように屋根裏から物音がする場合には、日付・時間・場所を記録し、可能であれば音を録音しておくと状況整理に役立ちます。
また、突然音がしなくなった場合でも、侵入口が残っていれば再び侵入される可能性があります。
一般社団法人 害獣駆除士認定協会では、ハクビシンをはじめ、ネズミ・アライグマ・コウモリ・イタチなど、住宅に侵入する害獣に関する情報を発信しています。
「夜中に天井から音がする」
「ハクビシンなのか分からない」
「どこから入っているのか分からない」
という段階でも、まずは安全な範囲で状況を確認することが大切です。




